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ボランティアとは片想いである(持論)

ボランティアはある条件下では「片想い」と言える気がする。(注:あくまでも私の場合)

仕事の要請内容が実際と違う(JICAの説明によると要請を出すのは1年以上前で実際に派遣されるまでに時差があるので仕方がない。違ってるから嫌、ではなく、じゃあどうするか考えて欲しいな、とのこと)、配属先に必要とされない(JICAの説明によると実際に要請を出す国とその組織がちゃんと連携取れてないこともある)事を前提にした場合、ボランティアとは『配属先に一目惚れをして、勝手に傍にいたいと熱い想いを持ってやってきたとよそ者』と言えるのではないか。どうにか興味を持ってもらいたい、どうにか真摯な気持ちを持っている事に気づいてもらいたい、正に片想い中の心境。(注:他のボランティアの方はもっと素晴らしい心構えなのであくまでも私の場合)

実はこの「片想い」という言葉、アメリカ駐在中に尊敬する上司に感じたことがあり(なかなか自分の努力を見てもらえない、認めてもらえない!と勝手にもがいていた時期あり119.png)、アメリカを去る時、日本人の駐在員(社長や副社長、その他部長レベルの方が沢山)の前で最後にその気持ちを伝えた事を思い出しました。皆、私が帰国前でおかしくなったんではないかと心配しつ爆笑していましたが(笑)、自分の気持ちと相手の気持ちが交わらない時、私は「片想い」という考え方をすると、どうしようもできない問題も受け入れることができていました。

話を戻すと、ボランティアの在り方やしくみの話を除けば、今、私はまさに「片想い」の段階であります。

一昨日、ようやく配属先の上司と今後の方向性について打ち合わせを持つことができました。145.png
3回も会議のキャンセルが続いたので、今回はJICAスタッフ2名の方にも参加頂くことにして、キャンセルできない状況を作って頂きました。166.png

なるべく時間を取らせぬよう、現状分析結果やこれからどんな所に力を入れて、どんな事をしたらいいのではないか、という点を物凄い勢いで説明させて頂きました。結果、私が販売拡大には一番重要!と信じて止まないポイントにはまだまだ手がつけられそうにないのですが(涙)、NGOのプライオリティと私への要望が明確になった事は良かったです。今月中に更なる詳細計画を作成します。

さて、その会議で本気の分析と本気の説明をした甲斐があってか?!、上司や同僚が私のメールに返信してくれるようになりました。また、Weekly 会議も提案した所、来年1月から毎週時間を作ることに同意してくださいました。そして、配属先の上司も「彼女は2年もいるって思っちゃってたけど、2年て長いようで短いよね。時間はすぐ過ぎちゃうもんね」というコメントをくれて、その点に気が付いてくれた事はとてもありがたいです。私の焦り、伝わったのかな。。苦笑

今回私が配属先の上司や同僚に一番強調した事は、『私はこの組織や街の為に本気で働きたい。なんだってやる。私の事はWorkhorse(馬車馬)と思ってガンガン使って!!!私も真剣にヨルダンに来んだよ!!』という点と『私の仕事は全てあなた方の組織の活動とリンクしていなければいけないし、効果がないとだめだと思っているのだ!!!!!!』ということ。


冷静に考えると、ボランティアに対して、きっと彼らもどう接していいか(どう使っていいか)わからない点もあるのかもしれない。JICAがボランティアのお金を出していることもあり、配属先が「あれやって、これやって」と私に言うのは違うと考えてくれているのかもしれない。なので、この点に関し手は、自分でがんがん入りこんでいこうと感じました。アグレッシブすぎると思ったら、きっとJICAに「いらない」と文句が行くだろうし、際どい所を責めていく重要性を感じました。


片想いが両想いになる日は来るか来ないか分からないけど、向こう3ヶ月、まずは頑張ろうと気持ちを取り直しました。しかし、これは私だけかもしれないけど、ボランティアとして何かをする事への限界やボランティアに求められるレベルについては腑に落ちない(受け入れられない)点もあるので、引き続き整理したいと思います。。。。


最後はヨルダンのアンマンにある青いドームのモスク。キング・アブドゥッラー・モスクが荒んだ私の心を優しく包んでくれました。

King Abdullah I Mosque, Amman

ボランティアとは片想いである(持論)_d0259195_03080499.jpeg



by Yoshiko413F | 2017-12-16 02:47

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